新卒ではな保育を検討頂いてる方へ
設立から考えればおかげさまで新卒の方からの問い合わせも少しずつ増えてきました。
写真の彼女たちに言われたわけではありませんが、よく『チッ』と言われる件、
小規模に新卒を配属しない理由について書かせてもらおうと思います。
僕と話したことがある方はご存じかと思いますが、はな保育では小規模園に新卒を配属しません。
応募の段階でそこを伝えて真意も伝えますが、電話口で『チッ』と聞こえそうなときもあります。
せっかく入社しようか考えてやろうと思っているときにいきなり話の腰を折られて
『チッ』っていうのは文脈から見れば正しい。
ですが、キャリア形成から考えれば間違っとるという考え方です。
例えば20歳方が小規模に来る、10年たつ、30歳で乳児保育のスペシャリストになっているとは
思います。でもその方が何かの拍子に幼児さんも見たい!とおもっても
その年齢から初めて幼児を見るとなると、いきなり幼児の保育を任せる運営者はいないと思います。
結局いったん入社して乳児保育の様子を見てという段取りを踏むと思います。その時比較対象にされるのは
その時の新卒とか、すでに幼児の保育を実践してきた幼児のスペシャリストと比較されます。
厳密にいうとそういう運営者もいるでしょうが、離職率が高い園とかそういう注釈がつくように思います。
若い時の苦労はという時代では無いと思います。それは僕も思いません。
仕事の幅を広げる意欲を持つことは何歳になってもできますが、それを人が認めるかどうかは全く別です。
認められにくい状況で無駄な苦労をする必要もないと思います。
若くて体力があって、柔軟な時に多少大変そうに見えることに取り組んでおいた方があとあと楽です。
僕も小規模保育の未来を考えて様々な動きを取っていますが、未来は誰もわかりません。
『私はずっと乳児さんを保育するんだ』と思っても世の中どう変わるかわかりません。
去年の今頃中国でコロナが出ても誰も気にしていませんでした。
世の中がこんなにダイナミックに変化するとは思いませんでした。先はどう転ぶかわかりません。
大きな変化が起きる時に何が生きるかというと結局目の前の変化にしっかり備えていたり、
変化に対して一生懸命取り組んだ事実だけが人を助けます。
小規模を志す動機が積極的なのか、消極的なのかは人によりますが、
僕が『小規模保育でしか体験できないことがあるか?』
と聞かれたとして『ある』と言い切れない自分がいます。
小規模保育所で体験できる乳児保育は認可園でも体験できます。
小規模を志す新卒の方が一生懸命でないと言っていると言葉尻を捉えるのは簡単ですが、
採用すれば楽に当年の採用活動を終了できる運営者がわざわざ苦労を承知で発信していることを少しだけ
考えて頂ければと思っています。
こういう話になるといま小規模で新卒採用を行っている会社の方がどうなんだとなりますが、
僕はそうしませんというだけの話なので、その話はしたい人がしてもらえればいいです。
ただ僕は『ひでーことするな』と思っています。ちょっとディスります。
少し違う話になりますが、小規模保育かどうか?ではなく
『はな保育』の話を聞いて入社したいと思いました。と言ってくださった方たちを
小規模では採用しませんよ、認可園なら取りますよと冷たく言い放つのは本当に心苦しいですが、
小規模保育だから入社したいという動機に対しては割と余裕で言い放つことができます。
それははな保育の雇用方針によるところが大きいです。
新卒の方の入り口は認可園しか準備していませんが、出口は小規模でもいいという考え方です。
『認可園に行ったけどしたけどやっぱり小規模に行きたいです』と言うことは認めています。
チャレンジしてだめだったんだから仕方ないです。胸を張って違う業務につけばいいと思います。
だから新卒の方には安心してできるだけ景色の変化が多い環境に身を置いてほしいと思います。
で、合わなければやめればいいと思います。
できるかできないかわからないのになんとなく認可園を避けるのは止めた方がいいですよ。
未来がどうなるかわからないから、どうなってもいいようにぜひご自身の可能性を広げる
方法を選択してもらいたいです。大きな園にチャレンジして失敗した時は
はな保育に応募してみてください。優しい先輩保育士が穏やかに待っております。
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