マネージャー研修について
マネージャー研修が4月24日から今年度は年4回開催いたします。
個人的には園運営において一番大事だと思う施設長の引き出しを増やしてもらう
為に実施します。
保育園において施設長を専任するときに保育の知識、経験等から決定することが
多いように感じられますが、それとこれとは直接結びついていないと考えます。
僕が施設長に求めるのはまさしくマネージメントですので、これは保育とは
直結していません。
こういう話になるとどうしても
『子どものことは・・・』という議論に行きがちですし、そこは僕も全否定できないのですが、
その議論が行きつくと僕は今からすぐに代表を辞任しなければいけないです。
あともうちょっとやらせてください。
僕が施設長に求めるのは何だろうと考えたときに
メンバーの下働きができるような人が今の時代の管理職なんだろうと思います。
自分の都合でメンバーの仕事を増やしてしまっていないか?
困ったときに前に出て守ろうとしているか?
平等という言葉に頼って公平さを欠いていないか?
そういうことを大切にする必要があるように思います。
育成とか指導とかそういうことは後回しでいいように思います。
よく言いますが、会社という場所は家族を頼るように人を使ってはダメです。
上司となればどうしても部下に甘えがちですが、どのような主張も指示も
すべて対等な人間関係が基となり、その基となるのがあって上司としての立ち振る舞いがあります。
だから基が崩れるとどうしても立場に頼って人を使いたくなります。
それは絶対にダメです。
事務所で言うと忙しくて手が回らないときにコピーを頼んだのか、
自分が動くのがめんどくさくてコピーをお願いしたのか、
言われた方は必ず判断をしています。そしてその判断はかなり正確です。
そういう些細なことの積み重ねが
『それぐらい自分でやれよ』という不満になり、その不満を解消せず、行動を変えないから
人が離れます。
周りに気を使ってくれる人が増えるとどうしてもバランスを崩すことがあるので
そういった基本的な立ち振る舞いが守られているか日々気を付けてもらいたいと思います。
今度の研修の具体的な中身までは知りませんが、どのような研修であっても
自分の組織と向き合うときに自分が甘えていないかどうか振り返るきっかけになればと思いますし、
より組織が心地よく仕事をできる環境する気持ちを大切にしてもらいたいです。
組織が心地よく仕事をしてくれていれば施設長としてはおそらく気持ちが楽だと思います。
今の保育と昔の保育が違うように
働き方や上司に求められる役割は変わっています。
よく『大人の都合で保育をしていないか?』と保育現場に問いますが、
『施設長の都合で部下を使っていないか?』を考えてほしいです。
なぜそういう基本的な話になるかというと、施設長とはいえ結局
『自分ができることからかえる【やる】』というのが一番楽で
物事の進みも早いからです。メンバーが変わって忙しいこの時期に難易度の高いこと
メンバーに求めるのは効率が悪いです。
簡単なすぐできることから早く確実に。難しいことを先に時間をかけてやるのは大変なので、
簡単なことを優先してください。だから『まずは自分ができること』から。
そんなところです。
また来週もよろしくお願いいたします。
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