芝軒 愛
2016年入社
[保育士]
愛知文教女子短期大学卒。新卒で就職した幼稚園に2年間勤務したのち、クレジットカード会社の営業職に転職。その後、2016年にはな保育へ。現在は3歳児クラスを担当。
原 そのみ
2016年入社
[保育士]
名古屋こども専門学校卒。保育園で働き始めるも、人間関係に悩んで1年で退職。その後、一般事務職に転職。2016年からはな保育で働き始める。2歳児クラスの担任。
上岡 愛永
2020年入社
[保育士]
名古屋医健スポーツ専門学校卒業後、2020年4月に新卒ではな保育へ。現在は1歳児クラスを受け持つ。
新卒で働き始めた園でキャリアを積むも、人間関係に悩んで辞めてOLに転職した2人が、もう一度保育士を目指した理由とは? 今年入ったばかりの新卒保育士も入って、保育士たちの本音トークです。
芝軒
中学生のときに、実習で保育園へ行ったのがきっかけでした。小さい子って可愛い!って思って。
原
私も学生時代の実習がきっかけ。当初は介護・福祉関係の職に就きたいと思っていて、福祉科の高校に通ってたんですが、夏のボランティアで保育園に行く機会があって。実習で保育を経験したら、介護じゃなくて保育の道に進みたい!と思って、専門学校に進学しました。
芝軒
実習って楽しいよね。あと、自分の性格的に、座ってる仕事は向いてなさそうで(笑)。
原
わかる!私も動いてる方がいい。まなえ先生は?
上岡
私は、幼稚園の年長のときの先生がとても印象的で、その頃からずっと「保育士になりたい」って思ってました。
芝軒
すごーい!そんなに小さい頃からの夢を叶えたんだね~。
芝軒
はい。私は新卒で入った幼稚園で2年働いて、そのあと一度保育の仕事を離れて営業職に。
原
私も、新卒で入った保育園に1年間。退職後は一般事務に転職しました。新卒で入った園では、人間関係で悩んでしまって、結果、辞めることに。
芝軒
私も。最終的には、ドクターストップがかかっちゃうくらいで…。
原
ドクターストップ…!
芝軒
保育の現場って女性が多い職場なので、たとえば、こどもたちや保護者の前ではニコニコしてる先生も、裏では結構厳しかったり…とかね。
原
わかる。表の顔と裏の顔があったりするよね。
芝軒
そう。それを目の当たりにしちゃって、私自身、精神的にも辛くなってしまって…。このままでは、自分の心がダメになっちゃうって思って、ドクターストップもかかったし、2年で辞めました。その後は保育の世界は諦めようと思い、クレジットカード会社に就職しました。
原
私も同じで、転職先は違う職種にしました。「人間関係で悩んで辞めた」っていう話は、同職の友人からも割とよく聞きますよね…。
芝軒
ね。別の園に転職してもまた同じだったら…と考えると怖くなって、全然違う職種にしたという経緯があります。本当は、担任を受け持った子たちを卒園まで見届けたかったんですけどね。
芝軒
偶然なんですが、辞めた園のこどもたちを見かける機会があって。やっぱり可愛いな、またこどもたちと関わりたいな、と思って、もう一度探してみよう!って。あと、営業職は全然向いてなかったのもある(笑)。
原
わかります!私は事務職だったけど、結局、ずーっと座ってるのが性に合わなくて(笑)。私も「この仕事向いてないな、やっぱり保育やりたいな」って思って、探し始めました。前園でのトラブルのトラウマは多少あったんですが、でも「やっぱり私は保育の仕事がしたい」という気持ちの方が大きかったので、思い切って探しはじめました。
芝軒
まず、家から近いところ。
原
私も同じ。家から近いところで探してました。あと、0歳から年長までいるところで前から働きたいと思ってたので、それも条件のひとつでしたね。
芝軒
あとは「持ち帰りの仕事が少ない」「制作物が少ない」「残業が少ない」も大事な条件でした。以前の職場は残業が結構あって、行事の前とかになると20時や21時までみんな平気で残っていたので…。まなえ先生は、どうしてはな保育にしたの?
上岡
私、ピアノが全然弾けないので…(笑)。「ピアノを日常的に弾かなくても良い」のも魅力的でした。ほかにもここにした理由はいろいろありますが、ピアノも理由のひとつです。
芝軒
確かに。ここは全然弾かなくていいから、負担が少ないよね。
原
あっ、あと私は、新設開園なのもポイントでした。
芝軒
うんうん、私もそれはわかる。
原
みんな同時スタートなのって、なんか良さそう!って思って。
芝軒
新設園だと、まだ人間関係やルールができあがっていなくて、やりやすそうっていうイメージは確かにあった。
原
人間関係ができあがってるところに飛び込んでいくのとは違うイメージ。
芝軒
実際、ここに入って、みんな探り探りだけど、協力して一緒にいい園にしよう!ってつくりあげていく感じはすごく良かった。
原
みんなでいろいろ話し合って、良い方法を探りながら決めていったよね。
芝軒
そう。この園はみんな1年目だから、言いたいことも言いやすいし、逆に年上の先生から「これどう思う?」って相談を受けたりもしました。運動会も、みんなで話し合いながらつくり上げていく感じが、とても楽しかったしやりやすかったです。ここは、年齢やキャリア関係なく、お互いに良い関係が築けてるんじゃないかな。
原
はな保育は、職員の年齢層が幅広くて、自分の母親と同じくらいの年齢の先生とかもいらっしゃって。いい意味で、園にとってのお母さんみたいな存在っていうか…。抜群の安心感があるし、とても話しやすいので、そういう意味での働きやすさも感じてます。
芝軒
ここでは、人間関係に悩むことなく、働きやすいって感じてるから、きっとこうして楽しく続けられてるんだと思う。
原
確かに、それは続けられてる大きな理由のひとつですね。一緒に働く先生たちと、なんでも気軽に言い合えて、笑い合いながら楽しく過ごせるのは嬉しい!
上岡
私はここが初めてなので、他の園がどんな感じかわからないですけど、職員の方がみんな優しく接してくれるので、わからないことも聞きやすいし、ここに就職できてよかったなって思います。
芝軒
持ち帰りの仕事が一切ないので、休日は完全にOFFです。嬉しい。
上岡
前の園は、持ち帰りの仕事は結構あったんですか?
芝軒
土日も、家でも何かしら作業してる感じ。壁面も毎月必ず替えないといけなかったし。テキストをつくったり、行事の準備したり…。休日は友達と遊びたかったけど、やることが多すぎて、友達とは月1~2回遊べれば多い方、って感じでした。今は、仕事は仕事、休みは休み!プライベートはしっかり確保できてます。
原
私も、はな保育ではプライベートな時間を100%確保できてる感じがあります。仕事と休みのメリハリがついて、そのぶん仕事に打ち込めてると思います。まなえ先生は?
上岡
プライベートな時間は、しっかり取れてる実感はとてもありますね。土日は、毎週遊びに行ってます(笑)。
芝軒
仕事中も、休憩時間が1時間くらいしっかりあるのもありがたい。
原
保育士の仕事って、休憩ってあまりちゃんと取れなくて。
上岡
そうなんですか!
原
そう。一般的には…、30分もないイメージかな。
芝軒
逆に、仕事中に1時間もずっと止まってることが今までなかったので、初めはなんだか慣れなくて(笑)。休憩中もなんか体が勝手に動いちゃってたけど。でもそれは自主的にやってるだけで、休憩時間として与えられてるからこそ、心に余裕ができるんだと思います。
芝軒
はな保育は「家庭に寄り添う保育」を大切にしているんですが、それは私もとても意識しています。バス送迎ではないので、お迎えのときに保護者としっかり話ができるので、園での様子をなるべく詳しくお話しするようにしています。たくさん話すことで、保護者との信頼関係も自然と生まれてきますしね。今はiPadを使って園での様子を共有してるんですが、それ以外に「トイトレをいつ頃から始めましょう?」ってお母さんに相談しながら進めたり、とにかく一人ひとりのこどもに寄り添いつつ、その一人ひとりの家庭にも寄り添っていけたら良いなと思ってます。
原
私も、保護者との情報共有はとても大切にしてます。あと、全ての子と一日一回は必ず関わるように心がけてます。以前働いていた園と比べると、保育士の人員配置が多めなので、仕事量にも心にも余裕があります。そのぶん、一人ひとりの個性を大切にしながら関わりたいと思ってます。前園では、今の倍くらいの数のこどもがいたから、一日に一回も話せない子もいたんですよね。
芝軒
私も!前の園は倍以上いたし、時間刻みで活動が決まってたので、ただ時間に追われて過ぎる一日でした。こどもには申し訳ないけど、私がいっぱいいっぱいで、どうしてもこどもの行動を急かしてしまったり、ちゃんと話を聞いてあげられなかったりしたのがもどかしかったなあ…。保育士の数が多くて、こどもと向き合える時間がたくさんあると、結果、自分の心にも余裕が持て、良い関わり方ができるんだと思います。
上岡
私はまだ入ったばかりで、探り探りなんですけど、先輩の話を聞いてて、時間に余裕を持ってこどものペースに合わせて保育を進められるのは良いな、って思いました。自分のやりたい保育は、そういう保育だと思うので。
芝軒
はな保育自体が「急かさない」「こどもに寄り添う」っていう方針なので、園全体がそういう雰囲気。働いている先生たちも、みんな心に余裕があると思います。給食とかも、私も一緒にゆっくり食べながら楽しんでると、こどもたちも嬉しそうだし。
原
そう、こどもって、大人の忙しさとかにすぐ気付くんですよ。こどもながらに、いろんなことキャッチしてる。大人がゆったりしてると、子どもも穏やかになっていくのがわかります。
芝軒
はな保育が大切にしてる「見守る保育」は、私には合ってたと思う。先生が何もやらないわけではなくて、とにかく「見守る」。たとえば、ケンカとかしててもすぐ「ダメ!」って止めるんじゃなくて、危険やケガがないように近くでやりとりを一旦見守ると、こどもたち同士で気付けることも増えると思うんですよね。
上岡
5年後、10年後も、こどもと関わることが楽しいとか、やりがいがあるって思えるように、毎日を大切にしながら保育ができたらいいなって思ってます。
芝軒
保育士って、こどもの今後の人生に関わって行く、とても重要な仕事だと思っています。小さなことですが、たとえば散歩に行くときに、すれ違う人に自分から率先して挨拶したりして、そういう小さなことから、こどもたちのお手本になれるような保育士でいたいです。
原
いつもこどもに寄り添っていける保育士になりたい。いけないことはいけない、いいことはいい、そういう切り替えを、こどもたちの目線で、こどもたちと一緒に大切にしていけるような。そういう保育をしていけたらいいな。
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